License

CC BY-SA Synacor, Inc., 2016-2017

© 2016-2017 by Synacor, Inc. Zimbra Collaboration Performing a Single-Server Installation

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Synacor, Inc., 2016
40 La Riviere Drive, Suite 300
Buffalo, New York 14202

はじめに

Zimbra CollaborationにはZimbra MTA、Zimbra LDAPサーバー、 およびZimbraメールボックスサーバーを含まれています。シングル サーバー構成の場合、すべてのコンポーネントが1つのサーバーにインストールされ、 他の手動での設定は必要ありません。

このインストールガイドはクィックスタートとしてZimbra Collaboration を 直接接続しているネットワーク環境へインストールと設定ができる基本手順を 紹介しています。この環境ではZimbraサーバーはメールを受信できる ドメインを割り当て、インターネットと直接的に接続しています。Zimbra Collaborationを インストール後、Zimbra管理コンソールへログインし、ドメインの 管理やアカウント作成が可能となります。作成するアカウントは外部メールの 送受信も可能です。

シングルサーバーのインストールに関する注意事項

Zimbra Collaborationの仕様として、このアプリケーションのみがサーバーに インストールされるよう設計されています。Zimbra Collaborationのバンドルでは インストール時に Eclipse Jetty, Postfix, および OpenLDAP®を 含む、いくつかのサードパーティ製とオープンソースのソフトウェアをインストールします。 インストールするバージョンはZimbra ソフトウェアとテストを行い、 共に稼働するように設定されています。インストールする全ソフトウェアの リストについては、管理者ガイドを参照ください。

Zimbra Collaboration Network Editionにアカウントを作成するためには、 Zimbraのライセンスが必要となっています。また、Zimbra Collaboration をインストールするためにもライセンスが必要です。

Zimbra Collaborationをインストールする際のデフォルトポート設定は以下となります。

Zimbra ポートマップ

外部アクセス

以下はメールクライアントへ一般的に提供されるポートです。

ポート

プロトコル

Zimbra サービス

詳細

25

smtp

mta

postfixへのメール受信

80

http

mailbox / proxy

ウェブメールクライアント (8.0より、デフォルトは無効)

110

pop3

mailbox / proxy

POP3

143

imap

mailbox / proxy

IMAP

443

https

mailbox / proxy - ウェブメールクライアント

HTTP over TLS

465

smtps

mta

TLS 経由で Postfixへ受信するメール (レガシー Outlook のみ? 可能であれば、代わりに 587 をご利用ください)

587

smtp

mta

TLS 経由でのメール受信

993

imaps

mailbox / proxy

IMAP over TLS

995

pop3s

mailbox / proxy

POP3 over TLS

3443

https

proxy

ユーザー証明書の接続ポート(任意)

5222

xmpp

mailbox

デフォルトのサーバポート

5223

xmpp

mailbox

デフォルトのレガシーSSLポート

9071

https

proxy 管理コンソール

HTTP over TLS (任意)

内部アクセス

以下は一般的にZimbra システムが内部で使用するポートです。

ポート

プロトコール

Zimbra サービス

詳細

389

ldap

ldap

LC(ldap_bind_url)

636

ldaps

ldaps

LCで有効化した場合のみ(ldap_bind_url)

3310

-

mta/clamd

zimbraClamAVBindAddress

5269

xmpp

mailbox

同じクラスタ間でのサーバ通信

7025

lmtp

mailbox

ローカルメール配信; zimbraLmtpBindAddress

7026

milter

mailbox

zimbra-milter; zimbraMilterBindAddress

7047

http

conversion サーバ

デフォルトでローカルホストがアクセスする; '*'へバインドします

7071

https

mailbox

TLS経由の管理コンソールHTTP; zimbraAdminBindAddress

7072

http

mailbox

ZCS nginx lookup - nginx 検索/認証に使用するバックエンドhttpサービス

7073

http

mailbox

ZCS saslauthd lookup - SASL 検索/認証に使用するバックエンド http サービス (ZCS 8.7 より追加)

7110

pop3

mailbox

バックエンド POP3 (Proxyを設定している場合); zimbraPop3BindAddress

7143

imap

mailbox

バックエンド IMAP (Proxyを設定している場合); zimbraImapBindAddress

7171

-

zmconfigd

設定ダイモン; localhost

7306

mysql

mailbox

LC(mysql_bind_address); localhost

7307

mysql

logger

logger (ZCS 7より削除)

7780

http

mailbox

スペルチェック

7993

imaps

mailbox

バックエンド IMAP over TLS (Proxyを設定している場合); zimbraImapSSLBindAddress

7995

pop3s

mailbox

バックエンド POP3 over TLS (Proxyを設定している場合); zimbraPop3SSLBindAddress

8080

http

mailbox

バックエンド HTTP (同ホストにProxyを設定している場合); zimbraMailBindAddress

8443

https

mailbox

バックエンド HTTPS (同ホストにProxyを設定している場合); zimbraMailSSLBindAddress

8465

milter

mta/opendkim

OpenDKIM milter サービス; localhost

8735

zextras

mailbox

内部のメールボックス間通信

8736

zextras

mailbox

分散設定

10024

smtp

mta/amavisd

Postfixからamavisへの接続; localhost

10025

smtp

mta/master

opendkim; localhost

10026

smtp

mta/amavisd

"ORIGINATING" ポリシー; localhost

10027

smtp

mta/master

postjournal

10028

smtp

mta/master

opendkim 経由の content_filter=scan; localhost

10029

smtp

mta/master

"postfix/archive"; localhost

10030

smtp

mta/master

10032; localhost

10031

milter

mta/cbpolicyd

cluebringer policyd

10032

smtp

mta/amavisd

(アンチスパム) "ORIGINATING_POST" ポリシー

10663

-

logger

LC(logger_zmrrdfetch_port); localhost

23232

-

mta/amavisd

amavis-services / msg-forwarder (zeromq); localhost

23233

-

mta/amavisd

snmp-responder; localhost

11211

memcached

memcached

nginx ルート検索, mbox キャッシュ (カレンダー、フォルダー、同期、タグ); zimbraMemcachedBindAddress

システムアクセスとイントラノード通信

マルチノード環境では、ノード間での通信には一般的に以下が含まれます:

宛先

ソース

詳細

ALL

22

ALL

SSH (system & zmrcd): ホスト管理

udp/53

ALL

DNS (system 側 dnscache): 名前解決

Logger

udp/514

ALL

syslog: システムとアプリケーションのログ記録

LDAP

389

ALL

すべてのノードはLDAPサーバへ通信します

MTA

25

ldap

送信したメール (cron ジョブ)

25

mbox

送信したメール (ウェブクライアント、Cron、など)

antivirus

3310

mbox

zimbraAttachmentsScanURL (デフォルトは無効)

memcached

11211

mbox

mbox メタデータのデータキャッシュ

11211

proxy

バックエンドのメールボックスルーティングキャッシュ

Mailbox (mbox)

80

proxy

バックエンド proxy http

110

proxy

バックエンド proxy pop3

143

proxy

バックエンド proxy imap

443

proxy

バックエンド proxy https

993

proxy

バックエンド proxy imaps

995

proxy

バックエンド proxy pop3s

7025

mta

すべての mta がすべての mbox へ通信する (LMTP)

7047

mbox

デフォルトでlocalhost; zimbraConvertdURL

7071

mbox

すべての mbox がすべての mbox へ通信するx (Admin)

7072

proxy

zmlookup; zimbraReverseProxyLookupTarget

7073

mta

sasl auth; zimbraMtaAuthTarget (ZCS 8.7より)

Zimbra Collaborationソフトウェアをインストールする際、他のウェブサーバ、 データベース、LDAP、および_MTA_サーバを稼働しないようにしてください。 Zimbraソフトウェアをインストールする前にこれらのアプリケーションを インストールした場合、アプリケーションを無効化してください。Zimbra Collaborationの インストール時、Zimbraがグローバルのシステム変更を実施しますので、 サーバにある他のアプリケーションが破損する可能性があります。

サーバー環境の準備

Zimbra Collaboration を正しくインストールし、稼働するため、 ご利用のシステムが必要条件を満たしていることを確認してください。 システム管理者は一般的なメールシステムのインストールと 管理についての知識が必要です。

ZCSのインストールを実行する前に zimbra のユーザーを作成しないでください。 このユーザーはインストール時に自動的に作成され、必要な環境が設定されます。

システム要件

Zimbra Collaboration のシステム要件については、このガイドの最後にある System Requirements for Zimbra Collaboration をご確認ください。

オペレーティングシステム構成の編集

Zimbra Collaboration はUbuntu® LTS, Red Hat® Enterprise Linux, CentOS, および Oracle Linuxなど、さまざまなOSで稼働できます。

ご利用になるLinuxの種類において、すべてデフォルト設定でのインストールが必要です。

Zimbra Collaboration では、Zimbra Collaboration にてテスト済みの最新パッチへ OSを更新していることを推奨しています。なお、最新のリリースノートにて、 Zimbra Collaboration でテストしたOSパッチリストを確認できます。

高品質なドキュメントプレビューの設定方法 (Network Edition 限定)

高品質なドキュメントプレビュー機能はご利用のOSに伴い、LibreOffice、または LibreOffice-headlessのパッケージをインストールすることが必要です。

LibreOfficeをインストールしている場合、システムが自動的に高品質なドキュメント プレビュー機能を使用するように設定します。LibreOfficeをインストールしていない場合、 以前の Zimbra Collaboration で使用したプレビューエンジンが使用されます。

パッケージのインストールはLinuxのパッケージマネジャーシステムで行います。

  • RHELの場合、libreoffice-headlessのパッケージをインストールします:

yum install libreoffice
yum install libreoffice-headless
  • Ubuntuの場合、libreofficeのパッケージをインストールします:

apt-get install libreoffice

言語とフォントのパッケージインストール

LibreOfficeが正常にドキュメントと添付ファイルを表示するため、適切な言語と フォントのパッケージがインストールされいることを確認してください。例えば:

  • Ubuntu 12.04 (サポート対象終了) を使用し、東アジア言語を表示する場合、以下をインストールします。

apt-get install libreoffice-l10n-*
apt-get install ttf-vlgothic
  • Ubuntu 14.04、または 16.04 を使用し、東アジア言語を表示する場合、以下をインストールします。

apt-get install libreoffice-l10n-*
apt-get install fonts-vlgothic
  • RHELを使用している場合、以下をインストールします。

yum install libreoffice-langpack-xx

DNS 設定要件

インストール中にドメインを作成した場合、Zimbra Collaboration は MXレコードが正常に設定されているか確認します。 設定されていない場合、DNSにMXレコードを設定するように 推奨するエラーが表示されます。

メール送受信のため、 Zimbra MTA ではDNSにてAレコードとと MXレコードを設定する必要があります。メール送信の際、 MTAがホスト名とメールルーティング情報を解決するためにDNSを使用します。 メール受信の際、メッセージをメールサーバーへ正しく配送するため、 MXレコードが正常に設定されている必要があります。

インストール時には、MXレコードが正常に設定されしているか Zimbra Collaboration が 確認します。設定されていない場合、DNSにMXレコードを設定するように 推奨するエラーが表示されます。

DNSを有効にしない場合、リレーホストを設定する必要があります。 Zimbra Collaboration の インストール後、 管理コンソールグローバル設定→MTA タブにて:

  • ドメイン管理者がAdministration Consoleから MXレコードを確認できるようにする の オプションのチェックを外します。

  • 外部配信用のリレーMTA に外部配信に使用するMTAのアドレスを入力します。

リレーホストを設定しても、 Zimbra Collaboration サーバーがインターネットから メールと受信する場合、MXレコードの設定が必要となります。

インストール手順の概要

インストールを開始すると、Zimbra のアプリケーションパッケージを インストールするのに必要な要件が満たされているか確認します。

Zimbra アプリケーションのパッケージ

Zimbra のアーキテクチャには、企業向けの標準プロトコルを用いたオープン ソースが含まれています。サードパーティ製のソフトウェアをZimbra ソフトウェア上でテストを行い、正常に稼働するように設定しております。

インストールされるZimbra Collaborationパッケージは以下となります。

  • Zimbra Core. このパッケージには標準のライブラリ、ユティリティ、 監視ツール、および設定ファイルが含まれています。Zimbra Coreは 自動的にすべてのサーバーにインストールされます。

  • Zimbra LDAP. ユーザー認証は OpenLDAP® ソフトウェアで提供しています。 Zimbraサーバーの各アカウントを特定できるmailbox IDが存在しています。 OpenLDAPのスキーマはZimbra Collaboration用にカスタマイズしています。

    Zimbra LDAPのサーバーは他のサーバーを設定する前に設定する必要があります。

    LDAPマスターとLDAPレプリカのサーバーを設定し、LDAPのレプリケーションご利用できます。

  • Zimbra Store. ZimbraストアにZimbraソフトウェアが 稼働するサーブレットコンテナの Jetty を含む、 メールボックスサーバー の コンポーネントをインストールします。Zimbra メールボックスサーバー に以下のコンポーネントが含まれます。

    • データストア: データストアは MariaDB© のデータベースです。

    • メッセージストア: メッセージストアとは、すべてのメールメッセージと 添付ファイルが保存されている場所です。

    • インデックスストア: インデックスと検索技術は Lucene で提供しています。 インデックスファイルは各メールボックスで管理しています。

    • ウェブアプリケーションサービス: Jetty ウェブアプリケーションサーバーは ウェブアプリケーション(webapps)をストアサーバーで稼働します。 1つかそれ以上のウェブアプリケーションサーバーを提供します。

  • Zimbra MTA: Postfix はオープンソースのメール通信エージェント (MTA)です。PostfixではSMTPよりメールを受信し、ローカルメール通信 プロトコル(LMTP)でメッセージを適切なZimbra メールボックスの サーバーへ送信します。また、Zimbra のMTAでは アンチウイルス と アンチスパム のコンポーネントが含まれています。

  • Zimbra Proxy: Zimbra プロキシは内部ZCSサービスへ IMAP[S]/POP[S]/HTTP[S]のクライアントリクエストを配信する高パフォーマンス プロキシサービスです。このパッケージは通常はMTAサーバー、または独自サーバーに インストールします。Zimbra-proxy パッケージをインストールした場合、プロキシの 機能がデファルトで有効化されます。

    ZCS 8.7 とそれ以降のバージョンでは Zimbra Proxy の インストールは必須となっております。
  • Zimbra Memcached: Zimbra プロキシをインストールする場合に Memcachedが自動的にインストールされます。

    プロキシを使用する場合、最低でも1つのサーバーに zimbra-memcached を実行する必要があります。

    複数のZimbra プロキシに1つのMemcachedサーバーのみを使用することができます。

  • Zimbra SNMP: Zimbra SNMPは任意でインストールするパッケージです。

    サーバーを監視するために Zimbra SNMP をインストールする場合、 各Zimbra サーバーにこのパッケージをインストールする必要があります。
  • Zimbra Logger: Zimbra のLoggerパッケージのインストールは任意です。 1つのメールボックスサーバーのみにインストールします。Zimbra LoggerがSyslogの 記録と取得するためのツールをインストールします。

    • Zimbra Logger をインストールしない場合、管理コンソールの サーバー統計が表示されません。

    • Zimbra Logger パッケージはZimbraメールボックスサーバーの インストール時にインストールする必要があります。

  • Zimbra Spell: Zimbra Spellパッケージのインストールは任意です。 Zimbra ウェブクライアントに Aspell のオープンソーススペルチェックを使用しています。

  • Zimbra Apache: Zimbra Spell または Zimbra Convertd  をインストールする場合、Zimbra Apacheのパッケージがインストールされます。

  • Zimbra Convertd: Zimbra-convertdパッケージはZimbra ストアの サーバーにインストールします。Zimbra Collaboration のシステムに1つの Zimbra-convertd  パッケージのみが必要です。デファルトでは各Zimbraストアサーバーに1つの  Zimbra-convertd がインストールされます。

  • Zimbra Archiving: Zimbra アーカイブのパッケージはZimbra Collaboration  Network Edition のオプション機能です。
    アーカイブ機能ではZimbra が送受信したメッセージをすべて保護 と検索することができます。
    このパッケージにはメールボックスの クロス検索機能 が含まれています。クロス検索では 使用中のメールボックス、およびアーカイブされたメールボックスでメッセージを検索できます。

    アーカイブ機能を使用するとライセンスに使用可能なメールボックス数に 影響する場合があります。Zimbra のArchiving and Discoveryに関する詳細は Zimbra の営業部門までご連絡ください。
  • Zimbra Chat: このパッケージのインストールは任意です。インストールする場合、  Zimbra-Store のサーバにインストールします。Zimbra Chat では、 エンドユーザー向けのZimletがサーバの拡張である内蔵のXMPPサーバへ接続し、ユーザーへ ポイント・トゥ・ポイントのテキストチャットを提供できるサービスです。 なお、Zimbra Chat は Zimbra Collaboration 8.8 により、GA 機能としてサポートしています。

    Zimbra Chat のパッケージはすべての Zimbra-Store にインストールする必要があります。
  • Zimbra Drive: このパッケージのインストールは任意です。インストールする場合、 Zimbra-Store のサーバにインストールします。Zimbra Drive では、 Zimbra ユーザーを ownCloud、または NextCloud サーバへ認証でき、エンドユーザー向けの ZimletでownCloudやNextCloudへ保存したドキュメントの管理が可能です。 Zimbra Drive は Zimbra Collaboration 8.8 により、GA 機能としてサポートしています。

    Zimbra Drive のパッケージはすべての  Zimbra-Store にインストールする必要があります。
    Zimbra Drive は ownCloud または NextCloud の外部サーバへ接続する機能のみ提供しています。 そのため、ownCloudやNextCloudサーバの管理、バックアップ、およびデータ保管は御社の責任となります。

Zimbra サーバー設定はメニューで行います。インストールメニューは デフォルト値を表示します。コンピューターで設定している情報からメニューが ロジカルなホスト名とメールのドメイン名[mailhost.example.com]を表示します。 表示している値を変更できます。シングルサーバーのインストールでは 管理コンソールへログインするための管理者のパスワードの設定、および ZimbraライセンスのXMLファイルを指定する必要があります。

Zimbra ソフトウェアをダウンロードする

Zimbra Collaboration ソフトウェアをダウンロードし、インストールする コンピューターへ保存してください。

Zimbra のライセンス条件 (Network Edition のみ)

Zimbra Collaborationのライセンスにより、管理者は展開を考えるライセンス機能を 可視化し、管理が行えるようになります。Zimbra CollaborationのNetwork Edition ライセンスに含まれている機能は以下となります。

  • アカウント上限 作成可能な最大アカウント数と作成済みアカウント数が 表示されます。

  • モバイルのアカウント上限 ネイティブメールのモバイル機能を有効に できる最大のアカウント数が表示されます。

  • タッチクライアントのアカウント上限 タッチクライアントのモバイル機能を 有効にできる最大のアカウント数が表示されます。

  • MAPIのアカウント上限 Microsoft Outlook のZimbraコネクタ(ZCO)を 使用できる最大のアカウント数が表示されます。

  • Exchange Web Services (EWS)のアカウント上限 EWSでExchangeサーバーへ 接続できる最大のアカウント数が表示されます。 なお、EWS は別売りの追加機能です。

  • 高品質なドキュメントプレビュー 高品質なドキュメントプレビューを 使用できる最大のアカウント数が表示されます。LibreOfficeをインストールする必要があります。

  • アーカイブのアカウント上限 作成可能な最大のアーカイブアカウント数が表示されます。 アーカイブ機能をインストールする必要があります。

Zimbraのライセンス条件

Zimbra CollaborationのNetwork Editionにアカウントを作成するため、 Zimbraのライセンスが必要となります。

提供しているライセンスの種類を以下に紹介します。

  • トライアル版 無料トライアル版ライセンスをZimbraのウェブサイト https://www.zimbra.com から入手できます。なお、トライアル版のライセンスで 最大50ユーザーを作成することが可能であり、最大60日間までZimbraを試用できます。

  • トライアル延長版 Zimbraの営業部 sales@zimbra.com、 または1-972-407-0688で連絡し、トライアル版の延長ライセンスを購入できます。 このライセンスでは最大50アカウントを作成することが可能であり、トライアル版の ライセンスよりZimbraの試用期間を延長できます。

  • サブスクリプション版 Zimbraのサブスクリプション版ライセンスを 購入する必要があります。このライセンスは特定のZimbra Collaborationシステムのみに 有効であり、ライセンスファイル内に購入したZimbraアカウント数、 使用開始日、および有効期限が暗号化されています。

  • 永久ライセンス Zimbraの永久ライセンスを購入する必要があります。 このライセンスはサブスクリプション版のライセンスと同様に、特定のZimbra Collaboration システムのみに有効となります。ライセンスファイル内に購入したZimbra アカウント数、使用開始日、および2099年12月31日の有効期限が暗号化されています。 サポートの契約を更新する場合、新しい永久ライセンスは発行されませんが、 システム側のアカウントのレコードが新たなサポート終了日に更新されます。

Zimbra Collaborationアカウントの種類によるライセンスの消費について

メールボックスのライセンスは、アーカイブ用のアカウントを含め、利用者へ割り振る アカウントに必要となります。配布リスト、エイリアス、場所やリソースについては、 ライセンスのアカウント数として計上されません。

以下にZimbra Collaborationのアカウント種類とライセンスへの影響を説明します。

  • システムアカウント システムアカウントはZimbra Collaborationで使用する固有の アカウントです。システムアカウントの例としては迷惑メールのフィルターアカウント (スパムとハム用)やウイルス隔離用のアカウント、およびドメインにGALを設定した場合の GALsync用のアカウントなどがあります。システムアカウントを誤って削除すると、 システムが正常に機能しないため、削除しないようご注意ください。 なお、システム アカウントはライセンスのアカウント数として計上されません。

  • 管理者アカウント 管理者や管理者権限を与えられたアカウントはライセンスの アカウント数として計上されます。

  • ユーザーアカウント ユーザーアカウントはライセンスのアカウント数として 計上されます。
    なお、ユーザーアカウントを削除するとライセンスで作成可能なアカウント数が 更新されます。

  • エイリアスアカウント エイリアスはライセンスのアカウント数として計上されません。

  • 配布リスト 配布リストはライセンスのアカウント数として計上されません。

  • リソースアカウント リソースアカウント(場所、デバイス、などのリソース)は ライセンスのアカウント数として計上されません。

ライセンスのアクティベーション

すべてのNetwork Editionインストールにおいて、 ライセンスのアクティベーションを実行する必要があります。また、新規に インストールした環境はライセンスの発行日より10日以内に アクティベーションを実行しなければなりません。Zimbraの 管理コンソールにて、 + 設定→グローバル設定→ライセンス
をアクセスし、画面の右上にあるギアアイコンから 「ライセンスの アクティベーション」 よりライセンスのアクティベーションを実行できます。 また、コマンドラインでもライセンスのアクティベーションを実行できます。

Zimbra Collaborationをアップグレードする場合、ネットワーク版の機能を 正常に使用するために、直ちにアクティベーションを実施する必要があります。

ライセンスの自動アクティベーション

Zimbraサーバーは外部のインターネットへ接続し、Zimbraの ライセンスサーバーへ接続可能な場合、ライセンスのアクティベーションが 自動的に完了します。ただし、ライセンスのアクティベーションが正常に 完了できない場合、以下の手動でライセンスのアクティベーションを実行する 必要があります。 Manual License Activation

ライセンスの手動アクティベーション

使用しているシステムがZimbraライセンスサーバーへ正常に接続できない場合、 Zimbraのサポートポータルを使用し、手動でライセンスのアクティベーションを 実行できます。 手動のアクティベーションを実行する場合、Zimbraのホームページ (https://www.zimbra.com) へアクセスし、Support のページをクリックすると、 Zimbraのテクニカルサポートページを表示されす。 Support Portal Login を クリックし、サポートポータルへアクセスするメールアドレスとパスワードを 入力してログインします。

サポートポータルへのアクセスに問題がある場合、Zimbra営業部門、 sales@zimbra.com または1-972-407-0688までご連絡ください。

ライセンスがインストール、またはアクティベートされていない場合

Zimbra Collaborationのサーバーライセンスのインストール、またはアクティベートに 失敗した場合、ご利用のZimbra Collaborationサーバーに以下の影響が生じます。

  • ライセンスがインストールされていない場合 ライセンスがインストールされていない場合、 Zimbra Collaborationはシングルユーザーモードに切り替わり、すべての機能が一人の ユーザーでしか利用できなくなります。

  • ライセンスが無効 ライセンスファイルが破損しているか、なんらかの理由で 正しく認証できなかった場合、Zimbra Collaborationはシングルユーザーモードに 切り替わります。

  • ライセンスがアクティベートされていない場合 ライセンスのアクティベーション 猶予期間は10日です。猶予期間内にライセンスのアクティベーションが 完了していない場合、Zimbra Collaborationはシングルユーザーモードに切り替わります。

  • ライセンスの使用開始日が未来の日付 ライセンス使用開始日が未来の日付の場合、 開始日まで、Zimbra Collaborationはシングルユーザーモードでのみ使用できます。

  • ライセンスの猶予期間中 ライセンス期間を満了すると、ライセンス更新までの 猶予期間は30日です。猶予期間中は満了したライセンスに付随した機能は すべて有効ですが、管理者やユーザーなどにライセンス更新について警告が表示される 場合があります。

  • ライセンスが満了している場合 ライセンスが満了し、ライセンス満了後の猶予期間も 経過している場合、Zimbra Collaborationサーバーはオープンソース版の機能へ切り替わります。

ライセンスの入手

Zimbraのホームページ (https://www.zimbra.com) へアクセスし、 Network Downloads Areaから無料トライアル版のライセンスを入手できます。 トライアル延長版ライセンス、サブスクリプション版のライセンス、 および永久ライセンスの入手に関しては、Zimbraの営業部門、 sales@zimbra.com、または1-972-407-0688 までお問い合わせください。

購入したシステムにのみにサブスクリプション版のライセンス、および永久ライセンスを インストール可能です。一つのZCS環境には一つのZimbraライセンスが必要です。 インストールするライセンスによって作成可能なアカウント数の上限を設定されます。

なお、購入済みアカウント数、使用中のアカウント数、満了日などの現在の ライセンス情報は管理コンソールの 設定>グローバル設定>ライセンス で確認できます。

一般的な設定

デフォルトの設定では、1つのサーバに Zimbra-LDAP、 アンチウイルスとアンチスパムが 含まれているZimbra-MTA、 Zimbra のメールボックスサーバ、 SNMP 監視ツール (任意)、 Zimbra スペルチェック (任意)、 logger ツール (任意)、 およびZimbra proxy (任意) をインストールします。

デフォルトの設定では、一つのサーバーにZimbra-LDAP、 ウイルス対策と 迷惑メールチェックの機能が含まれているZimbra-MTA、 Zimbra メールボックス サーバー、SNMP 監視ツール (任意)、 Zimbra-spell (任意)、 logger ツール (任意)、 および Zimbra proxy がインストールされます。

メニューを利用した設定では、コンポーネントと既存のデフォルト属性値を表示します。 インストール時にはデフォルト属性値を変更できます。 以下のテーブルではメニューのオプション詳細を紹介します。

設定するサーバー メニュー項目 詳細

Main Menu

すべて

Common Configuration

サブメニュー Common Configuration Options

zimbra-ldap

サブメニュー Ldap configuration

zimbra-logger

zimbra-logger が有効であるか選択します。

zimbra-mta

サブメニュー Mta configuration Postfixはオープンソースのメール通信エージェント(MTA)です。Postfixでは SMTPよりメールを受信し、ローカルメール通信プロトコル(LMTP)でメッセージを 適切のZimbraメールボックスのサーバーへ送信します。また、ZimbraのMTAでは ウイルス対策と迷惑メール対策のコンポーネントが含まれています。

zimbra-dnscache

サブメニュー DNS Cache 基本的にMTAのみでDNSとRBL検索を最適化します。メールストアとプロキシ サーバーにもインストールできます。

zimbra-snmp

サブメニュー Snmp configuration ZimbraのSNMPパッケージのインストールは任意です。 サーバーを監視するためにZimbra SNMPをインストールする場合、各Zimbraサーバー (Zimbra server, Zimbra LDAP, Zimbra MTA)にこのパッケージをインストールする 必要があります。 Zimbraは swatch を使用し、syslogのアウトプットでSNMP トラップを作成します。

zimbra-store

サブメニュー Store configuration

zimbra-spell

zimbra-spellが有効であるか選択します。

zimbra-convertd

zimbra-convertdが有効であるか選択します - デフォルトは yes
デファルトでは各Zimbraストアサーバーに1つのZimbra-convertdがインストールされます。 ただし、ZCS環境のサイズにより、1つのzimbra-convertdのみが必要な場合もあります。
(Network版のみ)

zimbra-proxy

サブメニュー Proxy configuration

zimbra-imapd

サブメニュー IMAPD configuration

zimbra-chat

Zimbra-Chatパッケージのインストールは任意です。 Zimbra-Chatのポイント・トゥ・ポイント用テキストチャット機能をインストールする場合、 ご利用のZimbra環境にすべてのZimbra Storeサーバーにインストールする必要があります。

zimbra-drive

Zimbra-Driveパッケージのインストールは任意です。 Zimbra-Driveのファイル同期と共有機能をインストールする場合、ご利用のZimbra環境すべての Zimbra Storeサーバーにインストールする必要があります。なお、この機能を利用するため、 ownCloudまたはNextCloudを運用しているサードパーティ製のサーバーが必要となります。

Enable VMware HA

VMware HAが有効であるか選択します - デフォルトは no
vmware-toolsを運用している仮想マシンでのみ、VMware HA クラスタのハートビートを利用できます。
(Network版のみ)

Default Class of Service Configuration

このメニューで Zimbra Collaborationの新しい機能を一覧表示し、その機能が有効であるか 確認します。 Zimbra Collaboration のインストール時に機能の設定を変更するとデフォルトの 提供サービス(COS)設定が変更されます。この設定で新しい機能をユーザーへ提供する タイミングを決めることができます。

Enable default backup schedule

デフォルトのバックアップスケジュールが有効であるか選択します - デフォルトは yes
アーカイブのパッケージはZimbra ネットワーク版のオプション機能です。 アーカイブ機能ではZimbraが送受信したメッセージをすべて保護と検索する ことができます。このパッケージにはメールボックスのクロス検索機能が含まれています。 クロス検索では使用中のメールボックス、およびアーカイブされたメールボックスから メッセージを検索できます。
(Network版のみ)

s) Save config to file

設定をファイルに保存します。

c) Collapse menu

メニューのオプションを展開します。

x) Expand menu

オプションを表示するようにメニューを展開します。

一般的な設定オプション

一般的な設定でインストールするパッケージではライブラリ、ユーティリティ、 監視ツール、およびZimbra Coreの標準設定ファイルが含まれています。 これらのオプションはすべてのサーバーに設定されます。

設定するサーバー メインメニュー 詳細

一般的な設定:これらはすべてのサーバーにおける一般的な設定です。

すべて

Hostname

OSインストールで設定しているホスト名

LDAP master host

LDAPのホスト名です。シングルサーバー構成の場合、この名前がホスト名と一致します。 マルチサーバー環境では、LDAPホスト名はすべてのサーバーと一致する必要があります。

LDAP port

デフォルトのポートは 389

LDAP Admin password

マスターLDAPのパスワードです。このパスワードはZimbraの管理者アカウントに 使用され、自動的に全サーバーへ適用されます。

Zimbra LDAPサーバーを除くすべて

LDAP Base DN

ベースDNではユーザーとグループを読み込む場所を設定します。LDAP形式は cn=Users。 デフォルトの設定は cn=zimbra

すべて

Secure interprocess communications

デフォルトはYESです。セキュアインタープロセスのコミュニケーションでは メールストアとJavaを使用する他のプロセスがセキュアな接続で行うことを 必要とします。また、マスターLDAPとレプリカLDAPもセキュアな接続を使用します。

Time Zone

デフォルトのCOSで適用するタイムゾーンを選択します。COSでほとんどの ユーザーに適用するタイムゾーンを設定すべきです。デフォルトの タイムゾーンはPST(太平洋標準時)です。

IP Mode

IPv4 または IPv6.

Default SSL digest

証明書を発行する際に使用するデフォルトメッセージダイジェストです。デフォルトは sha256

Ldap 設定

設定するサーバー メインメニュー 詳細

zimbra-ldap - 以下のオプションはZimbra LDAPのサーバーに設定します。

Zimbra LDAPサーバー

Status

デフォルトは Enabled です。レプリカLDAPサーバーの場合、インストール後に データベースを手動で追加する場合、ステータスをDisabledに変更できます。

Create Domain

デフォルトは yes。 インストール時に1つのドメインを作成できます。 追加のドメインは管理コンソールで作成できます。

Domain to create

デフォルトのドメインはサーバーのFQDNです。DNSサーバーに有効なメール ドメインを作成している場合、こちらに入力してください。

LDAP Root password

デフォルトではこのパスワードは自動的に発行され、内部LDAP操作において使用されます。

LDAP Replication password

LDAPマスターへ認証するためにLDAPレプリカがこのパスワードを使用しますので、 LDAPマスターと一致している必要があります。

LDAP Postfix password

Postfix のユーザーがLDAPサーバーへ認証する際に使用するパスワードであり、 MTAサーバーとLDAPマスターサーバーに設定するパスワードと一致している必要があります。

LDAP Amavis password

Amavis のユーザーがLDAPサーバーへ認証する際に使用するパスワードであり、 MTAサーバーとLDAPマスターサーバーに設定するパスワードと一致している必要があります。

LDAP Nginx password

Nginx のユーザーがLDAPサーバーへ認証する際に使用するパスワードであり、 MTAサーバーとLDAPマスターサーバーに設定するパスワードと一致している必要があります。

zimbra-proxy パッケージがインストールしている場合のみ、このオプションが表示されます。

LDAP Bes Searcher password

このパスワードは自動的に発行され、ldap BES のユーザーが使用します。

Zimbra Logger

サーバー設定 メニュー内容 詳細

Zimbra メールボックスサーバー

zimbra-logger

インストールした場合、自動的に有効になっています。ホストからのログは zimbralogger のパッケージがインストールしているメールボックスサーバーへ 送信し、収集している情報が統計のグラフやメッセージのトレースに使用されます。

MTA サーバーの設定オプション

Zimbra MTA サーバーの設定は zimbra-MTA パッケージが インストールしている場合に実行します。anti-virusanti-spam のコンポーネントも含まれています。

サーバー設定 メニュー内容 詳細

zimbra-mta

Zimbra MTA サーバー

MTA Auth host

MTAに認証サーバーが同じサーバーにある場合、自動的に設定されますが、 MTAに認証サーバーがない場合には手動で設定する必要があります。 MTA Auth Host は既存のメールボックスサーバーを指定する必要があります。

Enable Spamassassin

デフォルトは有効です。

Enable ClamAV

デフォルトは有効です。 添付ファイルのスキャンを有効にする場合、以下に詳細をご確認ください。 Scanning Attachments in Outgoing Mail

Notification address for AV alerts

ウイルス警告通知を受信するアドレスを設定します。 デフォルトアドレスを承諾するか、新しいアドレスを指定できます。 新しいアドレスを指定する場合、そのアドレスを管理コンソールで 作成する必要があります。

ウイルス警告通知のアドレスが存在せず、ホスト名がZimbraサーバーの ドメイン名と一致している場合、配信することができませんので、 ウイルス通知はZimbra MTA サーバーのキューで恒久的に保管されてしまいます。

Bind password for Postfix LDAP user

自動的に設定されます。Postfix のユーザーがLDAPサーバーへ認証する際に 使用するパスワードであり、MTAサーバーとLDAPマスターサーバーに設定する postfix パスワードと一致している必要があります。

Bind password for Amavis LDAP user

自動的に設定されます。Amavis のユーザーがLDAPサーバーへ認証する際 に使用するパスワードであり、MTAサーバーとLDAPマスターサーバーに設定する amavis パスワードと一致しているる必要があります。

新規のZCSインストールではスパム/ハムのトレーニングを最初にインストールした MTAに限定します。最初にインストールしたMTAをアンインストールや移動した場合、 zmtrainsa -cleanup を実行するために別のMTAでスパム/ハムのトレーニングを 有効化する必要があります。有効化する場合、以下のコマンドを実行してください。 zmlocalconfig -e zmtrainsa_cleanup_host=TRUE

DNS Cache

サーバー設定 メニュー内容 詳細

zimbra-dnscache (任意)

Zimbra メールボックスサーバー

Master DNS IP address(es)

DNSサーバーのIPアドレス

Enable DNS lookups over TCP

yes または no

Enable DNS lookups over UDP

yes または no

Only allow TCP to communicate with Master DNS

yes または no

Snmp 設定

サーバー設定 メニュー内容 詳細

zimbra-snmp (任意)

すべて

Enable SNMP notifications

デフォルトは Yes

SNMP Trap hostname

SNMPトラップのホスト名

Enable SMTP notification

デフォルトは Yes

SMTP Source email address

メール通知に使用する From アドレス

SMTP Destination email address

メール通知に使用する To アドレス

Store 設定

zimbra-store

Zimbra メールボックスサーバー

Create Admin User

Yes または No に設定します。管理者アカウントはインストール時に作成されます。 このアカウントは Zimbra サーバーで最初に作成されるアカウントであり、 このアカウントで管理コンソールへログインできます。

Admin user to create

管理者アカウントに設定するユーザー名です。自動的に発行される Zimbra Collaboration の通知を正常に受信するため、管理者アカウント作成後は リネームしないように推奨しています。

Admin Password

管理者アカウントのパスワードを設定する必要があります。パスワードは 大文字・小文字を区別し、 最低6文字が必要です 。管理コンソールへ ログインするため、管理者名、メールアドレス、およびパスワードが必要となります。

Anti-virus quarantine user

ウイルスの隔離アカウントがインストール時に自動的に作成されます。 Amavisdがメッセージにウイルス感染を確認した場合、そのメールは自動的に このメールボックスへ配送されます。ウイルス隔離のメールボックスへ 受信したメッセージは7日後に自動的に削除されるように設定しています。

Enable automated spam training

Yes または No に設定します。デフォルトでは迷惑メールの 自動トレーニングが有効であり、Spam Training User 、および Non-spam (HAM) Training User の2つのメールアカウントが自動的に 作成されます。 自動トレーニングが有効である場合、以下のメニュー オプションが表示されます。+ これらのアドレスは自動的に迷惑メールのトレーニングフィルター として起動するように設定されます。アカウントはランダムの名前で作成されます。 アカウントの目的を簡単に確認するため、この名前を変更することも可能です。
スパムのトレーニングフィルターは自動的に Cron テーブルへ追加され、 毎日実行されます。

Spam Training User

迷惑メールであるが、迷惑メールとしてマークされなかったメッセージのコピーを 受信するアカウント。

Non-spam (HAM) Training User

迷惑メールとしてマークされたが、実際は迷惑メールではなかった メッセージのコピーを受信するアカウント。

デフォルトのポート設定を表示します

Zimbra メールボックスサーバー

SMTP host

デフォルトはサーバー名

Web server HTTP port:

デフォルトは 80

Web server HTTPS port:

デフォルトは 443

Web server mode

HTTP, HTTPS, Mixed, Both または Redirect を使います。

  • Mixed モードはログインでHTTPSを使用し、通常のセッション トラフィックにHTTPを使用します。

  • Both モードではログインを含め、HTTPセッションはずっと HTTPのままであり、HTTPSセッションはずっとHTTPSのままで通信します。

  • Redirect モードではHTTPで接続したユーザーをHTTPS接続へリダイレクトします。

  • すべてのモードはバックエンドの管理トラフィックにSSL暗号を使用しています。

IMAP server port

デフォルトは 143

IMAP server SSL port

デフォルトは 993

POP server port

デフォルトは 110

POP server SSL port

デフォルトは 995

Use spell checker server

デフォルトは Yes (インストールしている場合)

Spell server URL

http://<example.com>:7780/aspell.php

下記の各設定、または両方は TRUE へ変更した場合、zimbra-proxy を 設定するためにメールボックスのストアにプロキシの設定が有効化されます。

Zimbra メールボックスサーバー

Configure for use with mail proxy.

デフォルトは FALSE

Configure for use with web prox.

デフォルトは FALSE

Enable version update checks.

Zimbra Collaboration は自動的に 新しい Zimbra Collaboration の更新があるか確認します。デフォルトは TRUE です。

Enable version update notifications.

これはTRUEの場合、更新がある場合に自動的に通知します。

ソフトウェアの更新情報は管理コンソールのツールページでも確認できます。

Version update notification email.

更新がある場合に通知するメールアドレスです。デフォルトでは 管理者アカウントへ通知を送信します。

Version update source email.

メール通知を送信する(差出人)メールアドレスです。 デフォルトは管理者アカウントです。

Proxy 設定

Zimbra Proxy (Nginx-Zimbra) は内部ZCSサービスへIMAP[S]/POP[S]/HTTP[S]の クライアントリクエストを配信する高パフォーマンスプロキシサービスです。

この機能には別のパッケージ Zimbra Memcached もインストールする必要が あり、zimbra-proxy パッケージをインストールする場合、自動的に インストールするように選択されます。Proxy を利用する場合、zimbramemcached を実行しているサーバーが必要です。複数の Zimbra Proxy を利用の場合、 1つのmemcachedサーバーを共有します。

サーバー設定 メニュー内容 詳細

zimbra-proxy

メールボックスサーバー、
MTA サーバー、または
独自のサーバー

Enable POP/IMAP Proxy

デフォルトは TRUE

IMAP proxy port

デフォルトは 143

IMAP SSL proxy port

デフォルトは 993

POP proxy port

デフォルトは 110

POP SSL proxy port

デフォルトは 995

Bind password for nginx ldap user

デフォルトは set

Enable HTTP[S] Proxy

デフォルトは TRUE

HTTP proxy port

デフォルトは 80

HTTPS proxy port

デフォルトは 443

Proxy server mode

デフォルトは https

IMAPD 設定

IMAPD は mailboxd の内部 IMAP[S] サービスの代わりに運用できる外部の IMAP[S] サービスです。通常の運用では、シングルサーバー環境には利用しません。

サーバー設定 メニュー内容 詳細

zimbra-imapd

メールボックスサーバー、または
独自サーバー

Add to upstream IMAP Servers?:

デフォルトは no です。yes の場合、 以下のグローバル設定が適用されます。

  • サーバーは zimbraReverseProxyUpstreamImapServers のリストへ追加されます。

  • 内部の IMAP[S] サーバーは無効化されます。

Zimbra Collaboration のインストールを開始する

開始する前に以下を必ず確認してください:
  • (Network Edition のみ) Zimbra Collaboration のインストールを 完了するため、ライセンスファイルをサーバーのディレクトリフォルダーへ 保存します。

  • システム条件を参照し、Zimbra Collaboration の最新システム条件を満たしている 状態であることを確認してください。

Zimbra サーバーへSSHセッションを開き、以下の手順を実行してください。

  1. Zimbra サーバーへrootユーザーでログインし、Zimbra Collaboration の Tarアーカイブファイルを保存したディレクトリへ移動します (cd /var/<tmp>)。 以下のコマンドを実行します。

    • ファイルを展開するため、tar xzvf [zcsfullfilename.tgz]

    • 適切なディレクトリへ移動するため、cd [zcsfullfilename] 

    • インストールを開始するため、./install.sh

      root@mailhost:/tmp# tar xzvf zcs*.tgz
      zcs-NETWORK-8.8.3_GA_1872.UBUNTU16_64.20170905143325/
      zcs-NETWORK-8.8.3_GA_1872.UBUNTU16_64.20170905143325/packages/
      .
      .
      .
      zcs-NETWORK-8.8.3_GA_1872.UBUNTU16_64.20170905143325/install.sh
      zcs-NETWORK-8.8.3_GA_1872.UBUNTU16_64.20170905143325/README.txt
  2. install.sh スクリプトはインストールに利用するソフトウェアを調査し、 適切な Zimbra パッケージが用意しているか確認します。 インストールのプロセスで Sendmail, Postfix, MySQL または MariaDB の ソフトウェアが起動しているか確認されます。これらのソフトウェアが起動中である場合、 無効化するように要求されます。なお、MySQLMariaDB の無効化は任意の 操作となりますが、強く推奨しております。Zimbra Collaboration を正常に起動するため、 SendmailPostfix無効化する必要 がございます。

    root@zimbraiop:/tmp/# cd zcs-NETWORK-8.8.3_GA_1872.UBUNTU16_64.20170905143325/
    root@zimbraiop:/tmp/zcs-NETWORK-8.8.3_GA_1872.UBUNTU16_64.20170905143325# ./install.sh
    
    Operations logged to /tmp/install.log.y1YeCSI5
    
    Checking for existing installation...
        zimbra-chat...NOT FOUND
        zimbra-drive...NOT FOUND
        zimbra-imapd...NOT FOUND
        zimbra-network-modules-ng...NOT FOUND
        zimbra-ldap...NOT FOUND
        zimbra-logger...NOT FOUND
        zimbra-mta...NOT FOUND
        zimbra-dnscache...NOT FOUND
        zimbra-snmp...NOT FOUND
        zimbra-store...NOT FOUND
        zimbra-apache...NOT FOUND
        zimbra-spell...NOT FOUND
        zimbra-convertd...NOT FOUND
        zimbra-memcached...NOT FOUND
        zimbra-proxy...NOT FOUND
        zimbra-archiving...NOT FOUND
        zimbra-core...NOT FOUND
  3. Zimbraのソフトウェア契約が表示します。契約を確認し、

    Do you agree with the terms of the software license agreement? [N]

    の質問が表示されたら、インストールを継続するために`Y`を入力してください。

    ライセンス契約は分割して表示され、各部分ごとに承諾する必要があります。
  4. Use Zimbra’s package repository [Y]

    が表示しましたら、Yes を入力し、Enter キーを押します。サードパーティ製のパッケージを インストールするため、ご利用システムによって Zimbra の yum または apt-get にてパッケージリポジトリが設定されます。 Zimbra IMAPD は数万ユーザーが利用する場合のマルチサーバ環境へ インストールする際には効果がありますが、ベータ版の機能です。そのため、 Zimbra では検証で必要な場合のみ、インストールすることを推奨しています。

    • Zimbra Network Edition をインストールする場合のみ、Archiving と Convertd のパッケージを Zimbra へ追加することが可能です。

    • ご利用環境に他の DNS サーバ(たとえばdnsmasqやbind)がインストールされておらず、 稼働中でない場合にのみ、MTA サーバへ Zimbra-dnscache を インストールすることを推奨しています。

      Checking for installable packages
      
      Found zimbra-core (local)
      Found zimbra-ldap (local)
      Found zimbra-logger (local)
      Found zimbra-mta (local)
      Found zimbra-dnscache (local)
      Found zimbra-snmp (local)
      Found zimbra-store (local)
      Found zimbra-apache (local)
      Found zimbra-spell (local)
      Found zimbra-convertd (local)
      Found zimbra-memcached (repo)
      Found zimbra-proxy (local)
      Found zimbra-archiving (local)
      Found zimbra-chat (repo)
      Found zimbra-drive (repo)
      Found zimbra-imapd (local)
      Found zimbra-network-modules-ng (local)
      
      
      Use Zimbra's package repository [Y] y
      
      Use internal development repo [N] n
      Configuring package repository
      
      Install zimbra-ldap [Y] y
      
      Install zimbra-logger [Y] y
      
      Install zimbra-mta [Y] y
      
      Install zimbra-dnscache [Y] n
      
      Install zimbra-snmp [Y] y
      
      Install zimbra-store [Y] y
      
      Install zimbra-apache [Y] y
      
      Install zimbra-spell [Y] y
      
      Install zimbra-convertd [Y] y
      
      Install zimbra-memcached [Y] y
      
      Install zimbra-proxy [Y] y
      
      Install zimbra-archiving [N] y
      
      Install zimbra-chat [Y] y
      
      Install zimbra-drive [Y] y
      
      Install zimbra-imapd [Y] n
      
      Install zimbra-network-modules-ng [Y] y
      
      ###WARNING###
      
      Network Modules NG needs to bind on TCP ports 8735 and 8736 in order
      to operate, for inter-instance communication.
      Please verify no other service listens on these ports and that
      ports 8735 and 8736 are properly filtered from public access
      by your firewall.
      
      Please remember that the Backup NG module needs to be initialized in order
      to be functional. This is a one-time operation only that can be performed
      by clicking the 'Initialize' button within the Backup section of the
      Network NG Modules in the Administration Console or by running
      `zxsuite backup doSmartScan` as the zimbra user.
      
      Checking required space for zimbra-core
      Checking space for zimbra-store
      Checking required packages for zimbra-store
           MISSING: libreoffice
      
      ###WARNING###
      
      One or more suggested packages for zimbra-store are missing.
      Some features may be disabled due to the missing package(s).
      
      
      Installing:
          zimbra-core
          zimbra-ldap
          zimbra-logger
          zimbra-mta
          zimbra-snmp
          zimbra-store
          zimbra-apache
          zimbra-spell
          zimbra-convertd
          zimbra-memcached
          zimbra-proxy
          zimbra-archiving
          zimbra-chat
          zimbra-drive
          zimbra-network-modules-ng
      
      
      The system will be modified.  Continue? [N] y

      サーバーにインストールするサービスを選択します。 Zimbra Collaboration をシングルサーバーにインストールする場合、 ldap、logger、mta、snmp、store、および spell パッケージに Y を入力します。IMAP/POPのプロキシを使用する場合、 Zimbra Proxyパッケージ、および Zimbra Memcached パッケージに Y を入力します。

      Proxy をインストールする場合、zimbra-memcached の パッケージが少なくとも1つのシステムノードにインストールされている必要があります。
      クロスメールボックス検索の機能を使用する場合は、 Zimbra Archiveパッケージをインストールしてください。 アーカイブ機能を使用するためには、Zimbra の 営業部門へご連絡ください。

      インストーラが Zimbra をインストールできるディスクの 空き容量を確認します。十分な空き容量がなかった場合、インストールが中断されます。

  5. 次は`Y`を入力し、以下のシステムを編集します。

    • 選択したパッケージがサーバーにインストールされます。

    • DNSにMXレコードが設定されているか確認します。ホスト名が DNSで検索可能かどうかを確認します。エラーがある場合、 インストーラがホスト名を変更するか確認します。 ドメイン名はDNSにMXレコードが存在することを推奨します。

    • ポート番号の競合がないか確認します。

  6. この時点ではメインメニューにて、インストールする Zimbra コンポーネントのデフォルト設定値が表示されます。設定内容の詳細を 確認するため、X を入力し、_Enter_キーを押します。メインメニューが展開し、 インストールするパッケージのオプションがすべて表示されます。 手動で設定する必要がある属性の左側にアスタリスク(******)が表示されます。 メインメニューから移動するため、変更するメニューアイテムの数字を選択します。 デフォルト値はすべて変更できます。なお、クィックインストールし、すべての デフォルト値を承諾する場合、以下の設定のみ必要となります。

  7. タイムゾーンを変更する場合、1 の Common Configuration を選択し、 7 で TimeZone 設定へ移動します。その後、適切なタイムゾーンを設定します。

    Main menu
    
       1) Common Configuration:
       2) zimbra-ldap:                             Enabled
       3) zimbra-logger:                           Enabled
       4) zimbra-mta:                              Enabled
       5) zimbra-snmp:                             Enabled
       6) zimbra-store:                            Enabled
            +Create Admin User:                    yes
            +Admin user to create:                 admin@zimbra.io
    ******* +Admin Password                        UNSET
            +Anti-virus quarantine user:           virus-quarantine.bcsk28oyoe@zimbra.io
            +Enable automated spam training:       yes
            +Spam training user:                   spam.dqxmkmf5tv@zimbra.io
            +Non-spam(Ham) training user:          ham.pcq8excwph@zimbra.io
            +SMTP host:                            z883.zimbra.io
            +Web server HTTP port:                 8080
            +Web server HTTPS port:                8443
            +Web server mode:                      https
            +IMAP server port:                     7143
            +IMAP server SSL port:                 7993
            +POP server port:                      7110
            +POP server SSL port:                  7995
            +Use spell check server:               yes
            +Spell server URL:                     http://z883.zimbra.io:7780/aspell.php
            +Enable version update checks:         TRUE
            +Enable version update notifications:  TRUE
            +Version update notification email:    admin@zimbra.io
            +Version update source email:          admin@zimbra.io
            +Install mailstore (service webapp):   yes
            +Install UI (zimbra,zimbraAdmin webapps): yes
    ******* +License filename:                     UNSET
    
       7) zimbra-spell:                            Enabled
       8) zimbra-convertd:                         Enabled
       9) zimbra-proxy:                            Enabled
      10) Default Class of Service Configuration:
      11) Enable default backup schedule:          yes
       s) Save config to file
       x) Expand menu
       q) Quit
    
    Address unconfigured (**) items  (? - help)
  8. r を入力し、メインメニューへ戻ります。

  9. r を入力し、メインメニューへ戻ります。

  10. 7 を入力し zimbra-store を選択します。ストアの設定メニューが表示されます。

  11. ストア設定メニューから以下を設定します。

    • 管理者パスワードを設定するため、4 を入力します。パスワードは 6文字以上に設定する必要があります。設定後、_Enter_キーを押します。

    • (Network Edition のみ) 33 を入力して License filename を 選択し、Zimbraライセンスのファイル名とディレクトリを入力します。 例えば、/tmp ディレクトリへ保存した場合、 /tmp/ZCSLicense.xml を入力します。 ライセンスをお持ちではない場合、インストールを続行することができません。 詳細については、以下をご参照ください。 Zimbra License Requirements

    • Enable version update checks と Enable version update notifications.
      これらの設定が TRUE の場合、Zimbra Collaboration は自動的に最新の Zimbra Collaboration ソフトウェア更新を確認し、Version update notification email に設定した メールアドレスへ通知を送信します。この設定はインストール後、管理コンソールで 変更できます。

  12. r を入力し、メインメニューへ戻ります。

  13. 一覧になっているデフォルト提供サービス(COS)の新しい機能の設定を変更希望の場合、 Default Class of Service Configuration の変更を 12 で実施します。 有効または無効にする機能の番号を入力できます。こちらで変更した内容はデフォルトの 提供サービス(COS)の設定に適用されます。

  14. 他のデフォルト設定の変更が必要ない場合、a を入力し、変更を適用します。  Enter キーを押します。

    *** CONFIGURATION COMPLETE - press 'a' to apply
    Select from menu, or press 'a' to apply config (? - help) a
  15. Save Configuration data to file? が表示されたら、"Yes"を入力し、 _Enter_を押します。

    Save configuration data to a file? [Yes]
  16. 次に、ファイルを保存する場所を選択します。 デフォルト設定を承諾する場合、_Enter_キーを押します。 別のディレクトリへ保存する場合、希望のディレクトリを入力し、 _Enter_キーを押します。

    Save config in file: [/opt/zimbra/config.16039]
    Saving config in /opt/zimbra/config.16039...done.
  17. The system will be modified - continue? が表示されたら、 "Yes"を入力し、_Enter_キーを押します。

    サーバー情報が編集されます。すべてのコンポーネントのインストールと 設定に数分かかります。インストールするコンポーネントとしては 迷惑メールの学習環境、ドキュメント、(wiki)アカウント、タイムゾーン プリファレンス、バックアップスケジュール、ライセンス、 および標準のZimletファイルがあります。

    The system will be modified - continue? [No] y
    Operations logged to /tmp/zmsetup.20160711-234517.log
    Setting local config values...done.
    Initializing core config...Setting up CA...done.
    Deploying CA to /opt/zimbra/conf/ca ...done.
    Creating SSL zimbra-store certificate...done.
    Creating new zimbra-ldap SSL certificate...done.
    Creating new zimbra-mta SSL certificate...done.
    Creating new zimbra-proxy SSL certificate...done.
    Installing mailboxd SSL certificates...done.
    Installing MTA SSL certificates...done.
    Installing LDAP SSL certificate...done.
    Installing Proxy SSL certificate...done.
    Initializing ldap...done.
    .
    .
    Checking current setting of zimbraReverseProxyAvailableLookupTargets
    Querying LDAP for other mailstores
    Searching LDAP for reverseProxyLookupTargets...done.
    Adding zmail.example.com to zimbraReverseProxyAvailableLookupTargets
    Setting convertd URL...done.
    .
    .
    Granting group zimbraDomainAdmins@zmail.example.com domain right +domainAdminConsoleRights on zmail.example.com...done.
    Granting group zimbraDomainAdmins@zmail.example.com global right +domainAdminZimletRights...done.
    Setting up global distribution list admin UI components..done.
    Granting group zimbraDLAdmins@zmail.example.com global right +adminConsoleDLRights...done.
    .
    .
    Setting default backup schedule...Done
    Looking for valid license to install...license installed.
    Starting servers...done.
    Installing common zimlets...
            com_zimbra_attachmail...done.
            com_zimbra_phone...done.
            com_zimbra_proxy_config...done.
              .
              .
            com_zimbra_ymemoticons...done.
            com_zimbra_date...done.
    Finished installing common zimlets.
    Installing network zimlets...
            com_zimbra_mobilesync...done.
             .
             .
            com_zimbra_license...done.
    Finished installing network zimlets.
    Restarting mailboxd...done.
    Creating galsync account for default domain...done.
    Setting up zimbra crontab...done.
    
    
    Moving /tmp/zmsetup.20160711-234517.log to /opt/zimbra/log
    
    
    Configuration complete - press return to exit

最終設定(必須)

Zimbra Collaboration サーバー構成で設定が完了したら、以下の機能についても設定する必要があります。

Zimbra Collaboration はサポートしているOSのデフォルトのsyslogを サポートしています。ご利用のOSにより、以下の手順が正しくない 可能性があります。Syslogを有効化する方法については、ご利用のOS ドキュメントをご参照ください。

zimbra-logger をインストールした場合、管理コンソールへサーバー統計を 表示するように各サーバーの syslog 設定ファイルを編集し、Logger 監視ホストを有効化します。サーバー統計にはメッセージ数、 メッセージボリューム、および迷惑メール対策/ウイルス対策アクティビティが 含まれています。

'zimbra' ユーザーへのアクセスについて

Zimbra Collaboration はデフォルトでパスワードを無効化したZimbra ユーザーを 提供しています。 Zimbra Collaboration は 公式SSH鍵の認証 経由でこのアカウントへ アクセスする必要があります。 ほとんどのOSではこの形式は問題ありませんが、PAMのルールでSSHアクセスを 無効化したアカウントを拒否する場合、zimbra のUNIXアカウントに パスワードを設定する必要があります。それによりSSH鍵による認証が許可され、 リモートキューの確認が可能となります。詳細については Mail Queue Monitoring のZimbra Wiki記事を参照ください Mail Queue Monitoring.

SSH鍵を設定する SSH鍵を追加するには

sudo -u zimbra -i # 既に zimbra ユーザーでログインしていない場合
zmupdateauthkeys

鍵は /opt/zimbra/.ssh/authorized_keys にて更新されます。

サーバー統計の表示を有効化する サーバー統計を管理コンソールへ表示するため、 Syslogの設定ファイルを編集する必要があります。

なお、ご利用環境では異なるsyslogサービスを利用する場合がございます。 その場合、詳細な設定方法を以下の Wiki記事にてご参照ください。 Configuring Logger Host
  1. root ユーザーとして以下のコマンドを実行し、サーバーが統計を 表示するように有効化します。 /opt/zimbra/libexec/zmsyslogsetup

  2. リモート端末からの統計を記録するため、Syslogを有効化する必要があります。

    RedHat システムの場合
    • /etc/sysconfig/syslog のファイルを編集し、SYSLOGD_OPTIONS 設定に「-r」を追加します。 例:`SYSLOGD_options="-r -m 0"`

    • Syslogのデーモンを停止する。/etc/init.d/syslog stop

    • Syslogのデーモンを開始する。/etc/init.d/syslog start

    DebianやUbuntuの場合
    • /etc/default/syslogd のファイルを編集し、SYSLOGD_OPTIONS 設定に「-r」を追加します。 例: SYSLOGD_options="-r -m 0"

    • Syslogのデーモンを停止する。/etc/init.d/sysklogd stop

    • Syslogのデーモンを開始する。/etc/init.d/sysklogd start

最終設定(任意)

エフェメラルデータ移行

Zimbraの8.8.3以前のバージョンでは、 エフェメラルデータLDAP に保存されました。 エフェメラルデータ の実例として:

  • zimbraAuthTokens

  • zimbraCsrfTokenData

  • zimbraLastLogonTimestamp

Zimbra Collaboration 8.8.3 により、 エフェメラルデータ を外部のサービス、 例えば SSDBへ保存することが可能となりました。 これは任意の機能ですが、 LDAP のパフォーマンスと安定性が向上できる場合があります。

詳細につきましては Zimbra Collaboration Administration Guide を参照ください。 エフェメラルデータLDAP から SSDB へ移行することはサポート対象バージョンの インストール、またはアップグレードが完了後にのみ行うことが可能です。

送信メールの添付ファイルスキャン

Zimbra ウェブクライアントで送信するメールに添付したファイルを リアルタイムでスキャンすることが可能です。このオプションが有効の場合、 メールに添付ファイルを追加すると、メッセージを送信する前にClamAVが スキャンします。ClamAVがウイルスを検知した場合、メッセージにファイルの 添付を拒否します。デフォルトの設定ではスキャンがシングルサーバー環境の インストールで設定しています。

シングルサーバで有効にする場合:

zmprov mcf zimbraAttachmentsScanURL clam://localhost:3310/
zmprov mcf zimbraAttachmentsScanEnabled TRUE

アカウントを作成する

メールボックスサーバーの起動後、ブラウザを開き、管理コンソールへ ログインし、メールアカウントを作成できます。なお、管理コンソールの URL は 以下のような形式となります。

https://[mailhost.example.com]:7071
ウェブサーバのモードをHTTPに設定しても、管理コンソールへアクセスするためには https を入力する必要があります。

初回ログインの際、接続は信頼できない等のブラウザ警告が表示される場合があります。 この警告は初回ログイン時にのみ表示されます。Zimbra 管理コンソールへ 接続する危険性を理解する 旨の警告をクリックし、OK をクリックしてください。

管理者のユーザー名とパスワードを入力します。ユーザー名は以下の形式で入力します。 admin@mailhost.example.com

Zimbra Collaboration のライセンスをアクティベートする (Network Edition のみ)

管理コンソール:

ログイン後、ライセンスはまだアクティベートされていない旨の警告が表示されます。

以下のページにアクセスします:

ホーム > 設定 > グローバル設定 > ライセンス

ツールバーの ライセンスをアクティベートする をクリックし、OK をクリックします。

アカウントを作成する

新しいアカウント作成のウィザード でアカウントを1つずつで作成するか、 アカウント移行ウィザード で複数のアカウントをまとめて作成できます。

1つのアカウントを作成する

Admin Console:

管理コンソールの 新しいアカウントの作成ウィザード では入力すべき アカウント情報をステップごとに進みます。

  1. 管理コンソールの ホーム ページの「アカウントの追加」をクリックします。*

    4つのアカウントが既に作成されています:管理者アカウント、2つの迷惑メール 学習用のアカウント、そしてグローバルのドキュメントアカウント。 これらのアカウントの設定は必要ありません。
  2. アカウントの作成をクリックします。アカウント作成ウィザードが表示されます。

  3. メールアドレスに使用するアカウント名と名字を入力します。これは アカウント作成の最低条件となっています。

  4. この時点で完了をクリックするとアカウントはデフォルトのCOSと グローバル機能で作成されます。

アカウントにエアリアス、転送先アドレス、およびその他の特定の機能を 設定するため、「完了」をクリックする前にウィザードの内容を進んでください。

アカウントの作成が完了すると、メールの送受信が可能となります。

ユーザーのメールボックスからデータをインポートする

ユーザーのメールメッセージ、カレンダー、および連絡先を古いメール サーバーからZimbraサーバーの新しいアカウントへ移行するために Zimbraがさまざまなアプリケーションを開発しました。 ユーザーのファイルをインポートしましたら、同じフォルダー階層に保管されます。 Zimbra Collaborationのツールを利用することで、ユーザーのメールを正常に Zimbra Collaboration へ移行することが可能です。

以下のアプリケーションは管理コンソールの ダウンロード ページよりアクセスし、 ヘルプデスクのページ、またはZimbraのドキュメンテーションより 利用ガイドが提供されております。

また、これらのアプリケーションはご利用の Zimbra サーバから ダウンロードすることも可能です。 例: https://example.com/downloads/index.html (“example.com” にご利用中の Zimbra サーバ名を入力してください。)

  • Exchange用ZCS移行ウイザード. 本ツールは .exe ファイルです。 Microsoft® Exchange server のメールアカウントを Zimbra サーバーのアカウントへ 移行することが可能です。

  • Domino用ZCS移行ウイザード. 本ツールは .exe ファイルです。 Lotus Domino server メールアカウントを Zimbra サーバーのアカウントへ 移行することが可能です。

  • PSTインポートウイザード (User Instructions). 本ツールは .exe ファイルです。 ユーザーは Import Wizard をお手持ちのコンピューターへダウンロードし、 Outlook の .pst ファイルを Zimbra サーバへインポートします。このツールを実行する前に、 Outlook の修正ツール、scanpst.exe を .pst ファイルへ実施し、ファイルにエラーが ないことを事前に確認することを推奨しております。scanpst.exe ツールに関する詳細は、 http://support.microsoft.com/kb/287497をご参照ください。

管理者アカウント

初期の管理タスクとして、管理者アカウントのメールボックスに必要な機能、 エイリアス、および転送先アドレスの設定が必要になる場合があります。

インストール時に管理者アカウントには2つのエイリアスが作成されます:

  • Postmaster. メッセージが送信できない場合、Postfix が自動的に発行する 警告メールに Postmaster アドレスが表示されます。ユーザーがこのアドレスへ 返信した場合、メッセージは管理者アカウントへ転送されます。

  • Root. OS からの通知メッセージがこちらのアドレスへ送信されます。

MTAを設定する際にウイルス警告を受信するアカウントにデフォルトと異なる宛先を 指定した場合、管理コンソールで該当のアカウントを作成する必要があります。 インストール時にデフォルト設定を変更してない場合、アンチウイルスの通知は 管理者アカウントへ直接送信されます。

Zimbra Collaborationのアンインストール

サーバーをアンインストールする場合、install スクリプトを -uの オプションで実行し、Zimbra Collaboration のディレクトリを削除し、 zcs.tgz のファイルをサーバーから削除します。

  1. Zimbra Collaboration のインストールディレクトリへアクセスします。

  2. sudo ./install.sh -u のコマンドを実行します。

  3. Completely remove existing installation? が表示されたら、 Yes`を入力します。 Zimbra のサーバーが停止し、インストール済みパッケージ、 Webappディレクトリ、および/opt/zimbra` のディレクトリが削除されます。

  4. rm -rf [zcsfullfilename] を実行し、のインストールディレクトリを削除します。

  5. zcs.tgzのファイルを削除します。

Zimbra Collaborationのシステム要件

サーバー

評価、および検証環境

  • Intel/AMD 64-bit CPU 1.5 GHz

  • RAM 要件:

    • シングルサーバー環境は8GB以上のRAMが必要です。

    • マルチサーバー環境の推奨については、Zimbra営業部門へご連絡ください。

  • ソフトウェアとログファイルに5GB の空きディスク容量が必要

  • インストールとアップグレードに一時利用のファイルスペース*

  • メールストレージのための追加ディスク容量

本番環境

  • Intel/AMD 2.0 GHZ+ 64-bit CPU

  • RAM 要件

    • シングルサーバー環境は8GB以上のRAMが必要です。

    • マルチサーバー環境の推奨については、Zimbra営業部門へご連絡ください。

  • インストールとアップグレードに一時利用のファイルスペース*

  • ソフトウェアとログファイルに10GB の空きディスク容量が必要 (パフォーマンスのためにSATAまたはSCSI、そして余分のためにRAID/ミラーリング)

  • メールストレージのための追加のディスク容量

  • 一時利用ファイルスペースについて:zimbra-storeは/opt/zimbraに5GBと メールストレージに追加容量を必要としています。他の機能は100MBを必要としています。

一般的な要件

  • ファイアウォールの設定は「ファイアウォールなし」に設定する必要があります。

  • RAID-5 は100以上のアカウントを利用する環境には推奨しません。

ネットワーク版とオープンソースがサポートするクラウドプラットフォーム

以下のクラウドプラットフォームがサポート対象となります。

  • Oracle Cloud

  • VMware vCloud Director

  • VMware vCloud Air

OSサポート (Network Edition)

以下のOS(オペレーティングシステム)がサポート対象となります。

  • Red Hat® Enterprise Linux® 7 (64-bit)

  • CentOS Linux® 7 (64-bit)

  • Red Hat Enterprise Linux 6 (64-bit), パッチレベル4以降が必要

  • CentOS Linux 6 (64-bit), パッチレベル4以降が必要

  • Oracle Linux 7.2

  • Oracle Linux 6.6

  • Ubuntu 16.04 LTS Server Edition (64-bit), Zimbra Collaboration 8.7.1 よりサポート開始

  • Ubuntu 14.04 LTS Server Edition (64-bit)

  • Ubuntu 12.04.4 LTS Server Edition (64-bit) saucy (3.11) 以降のカーネルを 導入する必要があります。Zimbra Collaboration 8.8 よりサポート終了となります。

    既存のインストール環境がUbuntu 12.04.2、またはそれ以前の場合、saucy (3.11)または それ以降のカーネルシリーズへ変更するため、手動の操作が必要となっています。 詳細についてはこちらを参照ください: https://wiki.ubuntu.com/Kernel/LTSEnablementStack

OSサポート (オープンソース版)

上記にNetwork EditionでサポートしているOS以外に、 Open Source Editionでは他のOSにも利用可能なバージョンが 公開されている場合があります。詳細については、Zimbra の ホームページから Open Source Downloads ページをご参照ください。 https://www.zimbra.com.

仮想環境 (Network Edition)

以下のハイパーバイザーはサポート対象となります。

  • VMware vSphere 6.x

  • VMware vSphere 5.x

  • VMware vSphere 4.x

  • XenServer 6.5

  • XenServer 6.2

  • KVM

ファイルシステム

以下のファイルシステムがサポート対象となります。

  • XFS

  • Linuxのサービス提供環境は ext3 または ext4 のファイルシステム

  • NFS はバックアップ保存のみにサポートしています

その他の要件

Zimbraを使用しているOSにはNetcat (nc)が必要です。 Nc のユティリティをインストール、またはアップグレードする前に インストールする必要があります。

Ubuntuのシステムでは AppArmor を無効化し、Zimbra Collaborationを インストールする前に、AppArmorサービスが起動していない状態であることを 確認してくさい。

Red Hat® Enterprise のOSでは、サーバーは以下をインストールする 必要があります。

  • NPTL. ネイティブPOSIXスレッドのライブラリ

  • Sudo. スーパーユーザー、管理者の委任のために必要。

  • libidn. アプリケーションにドメイン名を国際化するため (IDNA)

  • GMP. GNU のMultiple-Precision ライブラリ

Ubuntu 14 とUbuntu 12には以下が必要。

  • Sudo

  • libidn11

  • libpcre3

  • libexpat1

  • libgmp3c2

その他

  • Zimbra Collaborationソフトウェアを転送とインストールするため、SSH クライアントのソフトウェアが必要です。

  • ドメイン名にAレコードとMXレコードを設定している有効なDNS登録

  • サーバーはネットワークタイムプロトコール(NTP)を定期的に 実行するように設定する必要があります。

管理コンソールへアクセスするコンピュータ環境

他の環境でも使用できる可能性があります。

以下のOSとブラウザの環境がサポート対象となります。

Windows Vista SP 2, Windows 7, Windows 8 または Windows 10 では以下のブラウザがサポート対象となります。

  • Microsoft では Internet Explorer 11 または Microsoft Edge のみがサポート対象のブラウザです。

    • Vista/Windows 7 ではIE11をサポートしています。

    • Windows 8 ではIE11をサポートしています。

    • Windows 10 ではIE11 または (ZCS 8.6 P4 により) Microsoft Edge をサポートしています。

  • 以下のブラウザの最新リリース版

    • Firefox

    • Safari

    • Google Chrome

'''Mac OS X 10.5, 10.6, 10.7, 10.8, 10.9, 10.10, 10.11 or 10.12 では以下のブラウザをサポートしています。''' * Firefox * Safari * Chrome

'''Linux では以下のブラウザの最新リリース版をサポートしています。''' * Firefox * Google Chrome

管理コンソールのモニター解像度

解像度の最低条件は1024 x 768

Zimbraウェブクライアントをアクセスするエンドユーザーのコンピューター環境

他の環境でも使用できる可能性があります。

Zimbraウェブクライアント:アドバンスドとスタンダード版

最低要件

  • Intel/AMD/Power PC CPU 750MHz

  • 256MB RAM

推奨要件

  • Intel/AMD/Power PC CPU 1.5GHz

  • 512MB RAM

以下のOSとブラウザの環境をサポートしています。

Windows Vista SP 2, Windows 7, Windows 8 または Windows 10 では以下のブラウザをサポートしています。

  • Microsoft では Internet Explorer 11 または Microsoft Edge のみがサポート対象のブラウザです。

    • Vista/Windows 7 ではIE11をサポートしています。

    • Windows 8 ではIE11をサポートしています。

    • Windows 10 ではIE11 または (ZCS 8.6 P4 により) Microsoft Edge をサポートしています。

  • 以下のブラウザの最新リリース版

    • Firefox

    • Safari

    • Google Chrome

'''Mac OS X 10.5, 10.6, 10.7, 10.8, 10.9, 10.10, 10.11 or 10.12 では以下のブラウザはサポートしています。''' * Firefox * Safari * Chrome

'''Linux では以下のブラウザの最新リリース版をサポートしています。''' * Firefox * Google Chrome

その他のクライアントをアクセスするエンドユーザーのコンピュータ環境

最低要件

  • Intel/AMD/Power PC CPU 750MHz

  • 256MB RAM

推奨要件

  • Intel/AMD/Power PC CPU 1.5GHz

  • 512MB RAM

OSでサポートしているPOP/IMAPクライアント

Windows Vista SP 2, Windows 7, Windows 8, および Windows 10 は以下をサポートする* * Microsoft Outlook 2010, 2013 および 2016 * すべてのLinux OS はThunderbirdをサポートする * Mac OS X 10.x 以降はApple Mailをサポートする

ユーザー補助とスクリーンリーダーについて Zimbra は ユーザー補助のためにスクリーンリーダーを使用するお客様に基本の Zimbraウェブクライアント(HTML)を推奨しています。 Zimbra は継続的にインターフェースのユーザー補助を更新します。

現在、IE 9 または IE 10を使用しているユーザーがいる場合、ZWCを正常に 利用するために Zimbra は最新版のInternet Explorer まで アップグレードすることを強く推奨しています。

Exchange ウェブサービス

サポートしているEWS クライアント

  • Outlook 2011/2016 (MAC のみ)

  • Apple Desktop クライアント (OS X, 10.x)

EWS Interoperability

  • Exchange 2010, 2013 および 2016

ウェブクライアントのモニター解像度

解像度の最低条件: 1024 x 768

インターネット接続の速度

128 kbps以上

Outlook用のZimbra コネクタ (Network Edition のみ)

オペレーティングシステム(OS)

  • Windows 10

  • Windows 8

  • Windows 7

  • Vista

    Windows XPのメーカーサポートは終了しています。 Zimbra Collaboration 8.0.xシリーズ以降はMicrosoft Outlook 2003 と Microsoft Windows XPをサポートしません。

Microsoft Outlook

  • Outlook 2016: 32ビットと64ビットバージョンのMicrosoft Outlookはサポートしています。

  • Outlook 2013: 32ビットと64ビットバージョンのMicrosoft Outlookはサポートしています。

  • Outlook 2010: クライアントのコンピューターはMicrosoft Office Outlook 2010 SP2かそれ以降をインストールする必要があります。 IMPORTANT: Outlook 2010 はメーカーサポート終了となっています。Zimbra Collaboration 8.8シリーズ以降はMicrosoft Outlook 2010をサポートしません。

  • Outlook 2007: クライアントのコンピューターはMicrosoft Office Outlook 2007 SP2かそれ以降をインストールする必要があります。 IMPORTANT: Outlook 2010 はメーカーサポート終了となっています。Zimbra Collaboration 8.6シリーズ以降はMicrosoft Outlook 2010をサポートしません。

  • Outlook 2003: クライアントのコンピューターはMicrosoft Office Outlook 2003 SP3かそれ以降をインストールする必要があります。 IMPORTANT: Outlook 2010 はメーカーサポート終了となっています。Zimbra Collaboration 8.0.xシリーズ以降はMicrosoft Outlook 2010をサポートしません。

Outlook 2003のメーカーサポートは終了しています。 Zimbra Collaboration 8.0.xシリーズ以降はMicrosoft Outlook 2003 と Microsoft Windows XPをサポートしません。

Zimbra モバイル (Network Edition のみ)


Network Edition モバイル(MobileSync)ではモバイルデータの アクセスにメール、カレンダー、および連絡先を特定のモバイルOSに提供できます。

サポートしているスマートフォンのOS:

  • iOS6, iOS7, iOS8, iOS9, iOS10

  • Android 4.x, 5.x, 6.x, 7.x および 8.x

  • Windows OS

  • Exchange ActiveSync (EAS)を使用しているMicrosoft Outlook

サポート終了 Zimbra タッチクライアント (Network Edition のみ)


Zimbra タッチクライアントをサポートしているデバイスには以下が含まれています。

  • iOS6+: iPad®, iPad mini®, iPhone®, iPod touch®

  • Android 4.0+: Nexus 7, Nexus 10, Samsung Galaxy™, Samsung Galaxy S® III, Samsung Galaxy S® 4, Galaxy Nexus™

サポート終了 BlackBerry Enterprise Server用のZimbra コネクタ (Network Edition のみ)

BlackBerry Enterprise Server (ZEB)用のZimbraコネクタでは ZimbraユーザーのメールボックスデータをBlackBerryデバイスへ シームレスのリアルタイム同期を提供します。詳細については Zimbraのウェブサイトを参照ください: https://www.zimbra.com/products/blackberry-enterprise-server.html

提供している言語

以下にEnd User TranslationsAdministrator Translationsを含む、 提供している言語情報です。

エンドユーザー翻訳言語

コンポーネント カテゴリ 言語

Zimbra ウェブクライアント

アプリケーション/UI

アラブ語、バスク語(EU)、 中国語(Simplified PRCと Traditional HK), デンマーク語、オランダ語、英語(AU,UK、US)、 フランス語、カナダのフランス語、ドイツ語、ヒンディー語、ハンガリー語、イタリア語、 日本語、韓国語、マレー語、ポーランド語、ポルトガル語(ブラジル)、ポルトガル語(ポルトガル)、 ルーマニア語、ロシア語、スペイン語、スウェーデン語、タイ語、トルコ語、ウクライナ語

Zimbra ウェブクライアント:オンラインヘルプ(HTML)

機能のドキュメンテーション

オランダ語、 英語、スペイン語、フランス語、イタリア語、日本語、ドイツ語、ポルトガル語(ブラジル)、 中国語(Simplified PRC と Traditional HK), ロシア語

Zimbra ウェブクライアント:エンドユーザーガイド(PDF)

機能のドキュメンテーション

英語

Microsoft Outlook用のZimbra コネクタ

インストーラ+アプリケーション/UI

アラブ語、バスク語(EU)、中国語(Simplified PRCと Traditional HK), デンマーク語、 オランダ語、英語(AU,UK、US)、フランス語、カナダのフランス語、ドイツ語、ヒンディー語、 ハンガリー語、イタリア語、日本語、韓国語、マレー語、ポーランド語、ポルトガル語(ブラジル)、 ポルトガル語(ポルトガル)、ルーマニア語、ロシア語、スペイン語、スウェーデン語、タイ語、 トルコ語、ウクライナ語

Microsoft Outlook用のZimbra コネクタ - エンドユーザーガイド (PDF)

機能のドキュメンテーション

英語

管理者の翻訳

コンポーネント

カテゴリ

言語

Zimbra 管理コンソール

アプリケーション

アラブ語、バスク語(EU)、 中国語(Simplified PRCと Traditional HK), デンマーク語、オランダ語、英語(AU,UK、US)、 フランス語、カナダのフランス語、ドイツ語、ヒンディー語、ハンガリー語、イタリア語、 日本語、韓国語、マレー語、ポーランド語、ポルトガル語(ブラジル)、ポルトガル語(ポルトガル)、 ルーマニア語、ロシア語、スペイン語、スウェーデン語、タイ語、トルコ語、ウクライナ語

Zimbra 管理コンソールのオンラインヘルプ (HTML)

機能のドキュメンテーション

英語

ドキュメンテーション:インストールとアップグレード/管理ガイド/移行/リリースノート/システム条件

ガイド

英語

Microsoft Outlook用のZimbraコネクタ - 管理ガイド (PDF)

Install + Configuration Guide

英語

NOTE: SSHクライアントソフトウェアを確認する場合、Download.com をアクセスし、 http://www.download.com/ SSHを検索してください。検索結果では無料と有料の ソフトウェアを返答されます。無料のSSHクライアントソフトウェアの例としては PuTTY、Win32とUnixプラットフォームのSSHソフトウェアです。ダウンロードする場合は http://putty.nl/[http://putty.nl までアクセスしてください。

Zimbra Network NG モジュール:初期手順

本ガイドではZimbra 8.8へアップグレード後に、以前の機能から 新しいZimbra Network NGモジュールへの移行方法を案内しています。

バックアップ NG へ移行する方法

新しいバックアップ NG へ移行する方法は簡単で、新しいバックアップ システムを固定のパスへ初期設定します。 初期設定が完了するまで、古いバックアップのエンジンを継続して運用します。 古いバックアップファイルは削除されず、古いバックアップとリストアの コマンドは以前と同じCLIコマンドで利用いただくことが可能です。

バックアップのパス制限

バックアップ NGデータを保存するため、ストレージには以下の要件があります。

  • ストレージはシステムでのマウントポイントが必要

    • zimbra ユーザーはバックアップのパスへの書き込み/読み取り権限が必要

  • データは大文字と小文字を区別するファイルシステムに保存することが必要

上記以外に、他のハードウェア制限などはありません。

バックアップ NG の初期化

バックアップ NG モジュールを初期化する前に、バックアップを保存する任意のストレージに 十分な容量があるかご確認ください。一般的にバックアップに必要な容量はシステムにある すべてのメールボックスのクォータ合計の50-70%となります。

バックアップ NG モジュールを初期化する場合:

  • Zimbra 管理コンソールにアクセスします。

  • メニューから "Network Modules NG" をクリックします。

  • "Backup" をクリックします。

  • "Backup Path" にバックアップを保存するディレクトリを入力します。

  • "Initialize" をクリックします。

モバイル NG へ移行する方法

新しいモバイル NG へ移行するプロセスでは、新しいモバイルのハンドラを有効化し、 古いハンドラを無効化することで、同期の処理を以前のZimbraモバイルからモバイル NG へ 変更されます。 初期化が完了するまで、古いモバイルエンジンで運用されます。

移行完了後の運用について

モバイル NG へ移行後、既存のsyncstate(同期関連)が無効化され、接続中のデバイスは 自動的に新しいエンジンですべてのデータが再同期されます。

移行すると接続するデバイスはすべてのデータを再同期するため、エンド ユーザーは無線での接続、またはモバイルのデータプランなどに十分なデータ制限が 残っていることを確認するよう、事前に警告する必要があります。

なお、サービスの移行ではデータの再同期以外にエンドユーザーへの影響を受けず、 ユーザー様からのアクションは必要なく、移行されたことも通知されません。

モバイル NG の初期化

モバイル NG を初期化する場合:

  • Zimbra 管理コンソールをアクセスします。

  • メニューから "Network Modules NG" をクリックします。

  • "Mobile" をクリックします。

  • "Activate" のボタンをクリックします。

HSM NGへ移行する方法

Zimbra 8.8へのアップグレードが完了後、HSM NG のモジュールが自動的に 有効化されるため、特に設定の必要はありません。

古いHSMポリシー、およびボリュームとボリュームの設定は保護されます。

Admin NG へ移行する方法

新しい Admin NG モジュールへ移行すると、適切な ACL 情報をモジュールの 設定管理へ移行し、既存のACLとACEをシステムから削除します。

Admin NG モジュールは以前の代理管理者のエンジンと大きく変わっております。 そのため、ドキュメントを十分に確認し、Admin NG の機能がご利用環境の 条件に合う場合にのみ、移行することを検討してください。

Adminの移行は一方的なプロセスです。Admin NG を初期化しますと、古い エンジンへ戻すことができませんので、カスタマイズされた複雑なACL/ACEを設定している場合、 移行することを事前に十分に検討してください。

Admin NG の初期化

Admin NG モジュールを初期化する場合:

  • Zimbra 管理コンソールへアクセスします。

  • メニューから "Network Modules NG" をクリックします。

  • "Admin" をクリックします。

  • "Migrate" のボタンをクリックします。